子どもと一緒に成長する親が子を伸ばす

赤ちゃんが誕生した瞬間、
その小さな手を握りしめ、
生まれてきた命に心震わせた感動。

 

やがてその感動は
「元気に育ってね」から、
「もっと、頑張れ!」に。

「這えば立て、
立てば歩めの親心」という諺が
ありますね。

親になって実感できる諺です。

 

スポーツや勉強や
いろいろな面で、子どもが頑張って、
ワンステップ上ったら、
更に上を見て
「もっと頑張って」
「もっと上を目指して」と思ってしまう親心って
ありますね。

 

でも、
よくよく親自身の内面を見つめると
それは「親心」ではなく「親の欲」ではないのでしょうか。

 

確かに、
子どもに「もっと上」を望むのは
子どもの可能性を信じる
素晴らしい事です。

 

ですが
人はその人自身の能力の器があります。
1リットルの器には1リットルしか入りません。

そして
発達には、成長の順序や速度があります。
急いで小さな積み木から積むと、直ぐに崩れ落ちます。

 

つまり
その子の器やその成長の個人差に合わせ、
教育をするのが大切なのではないでしょうか。

 

そしてその器の大きさや
成長の速度を決めるのが
「心の根っこ」

 

先ずは心の根っこを育み、
子どもの能力の器を大きくし、
それから、さまざな知識が技術を
入れて育んであげるべきです。

 

・・・と、

分かっているんですよ。

でもね、
わが子のことになると、
ふと、忘れてしまう時があるんですよね。

 

日々
自分を戒めながらの毎日です。

 

親はね
いろんなことを思います。

 

「もっと頑張れ!」と思ったり、

体調を壊し病気なると、
「もう勉強なんてどうでもいいから、早く元気になって」
って思ったりもします。

 

勝手なものです。
子どもにすればいい迷惑ですね。

 

それで、
私は内省し、落ち込む。

 

 

でも、
頑張っている姿を見て、
笑顔を見て、
「お母さん」って呼んでくれる声を聞いて、
また気持ちが復活。

その繰り返し。

 

そのような中、
子どもは成長してき
親も一緒に成長していく。

 

確かに何事も基本は大切、
もちろん子育てにおいても。

でもね、
どんなに立派な教授でも、
どんなにたくさんの肩書がある子育ての評論家の先生でも
実際子どもを育てたことのある親じゃあなければ分からないこと、
絶対あると思います。

 

頭では、正しい子育て法や理論が理解できていても
わが子となると、
セオリー通りにいかないこともあるはず。

 

私も、
迷ったり悩んだり、
笑ったり泣いたり、
嬉しかったり楽しかったり、

 

そうやって子どもを育てているんじゃあないかしら…

そうやって人生を歩んでいるんじゃあないかしら…

 

 

子どもと一緒に成長していく自分
常に子どもに関心を持って
一緒に幸福を探し、求め
努力していく。

それが幸せな親子関係。
子どもを最も伸ばす子育て。

一方的に「頑張れ」ではなく、
同じ方向を向いて、
共感しあい、
共に成長していきたいですね。

 

田宮由美 「子育ち親育ち」

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