「あなたが朝おきてくること
ご飯をたべること
学校へいくこと
どれも有り難きこと
失って分かる前に
あたりまえの日常に感謝」
子どもが朝、「おはよう」と言って起きてくること
朝食を「いただきます」と手を合わせ食べること
「行ってきます」と元気に学校へ行くこと
いつもの日常。
取り立てて感謝することもなく、
子どもを褒めることもせず、
過ぎていく日常。
ですが、
何かが崩れ、
どれか一つでも失った時、はじめて、
その有り難さを感じるかもしれません。
子どもは
どれ一つとして、
最初からできていた訳ではありません。
もしかすれば、
子どもは努力して、努力しての
結果かもしれません。
不登校、摂食障害、起立性調節障害・・・
そうなった時、
子どもの日常の当たり前が
有り難たいことに気づくでしょう。
子どもが毎日、頑張っていることを
認めることも
褒めることもなく
「もっと、頑張れ」
「もっと、上へ」
「もっと、もっと」を望んでいないでしょうか。
もしかすれば、
今、子どもは一生懸命頑張っているかもしれません。
なのに「もっと、もっと」を
望まれた子どもは
報われない気持ちになり、
やる気や意欲は失せてしまうでしょう。
どんなに頑張っても認められない子どもは
自分の存在に自信を持てなくなります。
テストで80点を取ってきた時、
「100点じゃないのね」
「もっと頑張らないとね」と言われる子どもと、
「努力して、よく勉強したね」
「頑張って勉強してたものね」と言われる子ども、
成績が伸びるのは後者の子どもです。
努力したことを認め褒められると、
更に努力する意欲が湧くからです。
親は勝手なもので、
「もっとしっかり勉強しなさい」
「もっと、頑張れ」と
望んでいたかと思うと、
子どもが病気なると
「勉強なんていいから、早く快復して」
「元気にさえなってくれればいい」と願う。
だけど、いつもの日常に戻ると
気が付けば子どもに更なる上を望む。
失って分かる前に
今、気づいてあげたいね。
今、認めてあげたいね。
そうすると子どもは
健やかに
更に能力を発揮して、伸びていくでしょう。
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